ベースフード、2023年2月期3Q決算を発表 利益面はマイナスも売上高・会員数は順調に伸長

ベースフード株式会社は、2023年2月期第3四半期の業績(2022年3月1日~2022年11月30日)を発表した。
 
【経営成績(累計)】
売上高    :71億9400万円(─)
営業利益   :マイナス7億8400万円(─)
経常利益   :マイナス8億1500万円(─)
四半期純利益 :マイナス8億3100万円(─)

※2022年2月期第3四半期は四半期連結財務諸表を作成していないため、対前年同四半期増減率の記載はなし。
 
売上高71.9億円の内訳は、自社EC45.7億円・他社EC9.9億円・リテールチャネル16.1億円となっており、その前年同期比は売上高全体で+92.0%(自社EC+72.0%・他社EC+37.0%・リテールチャネル352.7%)と大きく成長している。
 
チャネル別の売上高ではECチャネルが全体の72.9%を占めているが、コンビニ、ドラッグストアなどのリテールチャネルの売上高が前年同期比で2.8倍伸びており、全体の売上高の伸長には、リテールチャネルの力強い伸びが寄与していることがうかがえる。初回定期購入時のアンケートにおいて、約27%の顧客がリテールチャネルが契機と回答している。
 
ECチャネル内では、2023年2月期第3四半期にて自社ECが15億6700万円・他社ECが3億3500万円の売上。解約率は6.8%と前年期初の9.5%から2.7%低下しており、解約率の改善が順調に進んでいる。
ベースフード
販管費については、広告宣伝費と配送費は低減施策を進め、人件費は成長投資としてR&D人員数を急拡大し組織体制強化を行った。今後は採用ペースを抑えつつ売上成長を遂げることで、売上対比での人件費率を低減させるという。同四半期の広告宣伝費は6億5580万円で、対売上比率は25.1%。売上成長を継続しながらも低減している。
 
結果的に、自社ECのサブスクリプション会員数は14.8万人(前事業年度末は10.3万人)、販売店舗数は27191店舗(前事業年度末は9143店舗)と順調に推移し、同四半期累計期間の売上高は71億9492万円、営業損失は7億8464万円、経常損失は8億1543万円、四半期純損失は8億3149万円となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230116589702.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230116590013.pdf