ベースフード、2024年2月期3Q決算を発表 商品自主回収の影響でサブスク会員数が減少

ベースフード株式会社は、2024年2月期第3四半期の業績(2023年3月1日~2023年11月30日)を発表した。
 
【経営成績(累計)】
売上高    :115億6500万円(前年同期比 60.7%増)
営業利益   :マイナス5億500万円(前年同期 マイナス7億8400万円)
経常利益   :マイナス5億1800万円( 同 マイナス8億1500万円)
四半期純利益 :マイナス5億2300万円( 同 マイナス8億3100万円)
 
自社ECにおいては、2023年9月にBASE BREADカレーのリニューアルを実施し、マーケティングを強化した結果、新規獲得および解約率の低減が順調に進んでいた。しかしながら、10月の一部商品自主回収の公表以降、サブスクリプション会員の解約が増加したことに加え、一時的に新規獲得の広告停止を行なったため定期購買者数も軟調な推移となった。

また、商品自主回収を受けての返金による売上控除が2億9736万円発生した結果、自社ECの売上は69億3210万円となった。なお、サブスクリプション会員数は20.0万人となっており、前四半期の21.6万人から1.6万人の減少となった。
 
卸販売においては、コンビニエンスストアを中心に販売店舗数が伸長。一部商品自主回収の公表以降においても販売店舗数は増加している一方で、店舗での買い控えが発生し、店舗当たりの売上推移は軟調だった。卸販売の売上は36億7816万円となっている。なお、展開実店舗数は53406店舗で、前四半期より約4360店舗増加した。

他社ECにおいては、一部商品自主回収公表以降、予定していたECモールでの大型商戦に不参加だったことにより、売上は軟調な推移となった。また、返金による売上控除2991万円が発生した結果、他社ECでの売上は8億6901万円だった。
 
海外展開においては、従来のHKTV Mall(香港)、Tmall Global(中国)での商品販売に加え、2023年10月より香港で公式ECサイトを開設しサブスクリプション販売を開始。海外での売上は前四半期の2倍以上に伸長し、8646万円となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240115515064.pdf