共同印刷、2022年3月期通期業績予想を下方修正 独禁法関連の特別損失を計上
共同印刷株式会社は、2022年3月期第4四半期において特別損失(独占禁止法関連損失)を計上し、2022年3月期の連結業績予想(2021年5月14日発表)について修正したことを発表した。
【特別損失の計上】
公正取引委員会より独占禁止法に基づく排除措置命令および課徴金納付命令を受けた(2022年3月3日公表)ことに伴い、今後生じる可能性がある契約違約金等の支払に備えて損失見込額4億100万円を「独占禁止法関連損失」として特別損失に計上する。
【2022年3月期 連結業績予想数値の修正(2021年4月1日~2022年3月31日)】
売上高 : 880億円(前回発表 930億円)
営業利益 : 7億5000万円( 同 9億円)
経常利益 : 12億9000万円( 同 14億円)
当期純利益: 6億8000万円( 同 8億5000万円)
売上高については、緊急事態宣言延長に伴う人流停滞等の影響により、需要予測が当初想定から大きく乖離。一方で持ち帰りやデリバリーの需要増による中食向けパッケージ等の増加や、自治体における新型コロナウイルス関連の大幅な増注等があり、全体ではほぼ前期並みとなる見込み。利益については、全社的な費用削減等に努めた結果、営業利益・経常利益は前期並みの見込みとなったものの、 特別損失を計上したことにより純利益は当初予想・前期実績ともに下回る見込みとなっている。