共同印刷、2023年3Q決算は増収増益 デジタル領域への取り組みが奏功

共同印刷株式会社は、2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :692億9000万円(前年同期比 6.8%増)
営業利益  :3億3600万円(前年 マイナス9200万円)
経常利益  :7億9800万円(前年同期比 145.4%増)
四半期純利益:5億2200万円( 同 184.2%増)
 
情報コミュニケーション部門では、位置情報広告の申し込みから配信までを効率的に行えるサービスの販売を開始するなど、デジタル領域拡大の取り組みを強化したほか、児童・幼児向け図書やコンテンツ周辺領域の受注拡大を推進。出版印刷は、定期刊行物は発行部数減少等のため低調だったものの、書籍はコミックスの増加を受けて堅調に推移したほか、コンテンツ周辺領域が人気まんがの映画公開や原画展の関連グッズ等で伸長したため、売上高は前年同期並みとなった。
 
一般商業印刷は、経済活動の回復を受けた販売促進需要の増加で、POP等の店頭販促関連が好調に推移。カタログや情報誌、Webサイトやコンテンツ制作などのデジタル分野も増加し、ロジスティクス関連業務も堅調だったため、前年同期を上回る結果となった。この結果、部門全体の売上高は262億3300万円(前年同期比6.0%増)、営業損失は1億9100万円(前年同期は営業損失2億9500万円)となった。
 
このほか、情報セキュリティ部門は増収増益、生活・産業資材部門は増収減益などとなっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230206501462.pdf