ヤフー、2018年3月期収益は前年比5.1%増の8971億8500万円 「eコマース取扱高最大化」目指して投資先行

ヤフー株式会社は、2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上収益 :8971億8500万円(前年比 5.1%増)
営業利益 :1858億1000万円( 同 3.2%減)
税引前利益:1931億7700万円( 同 0.2%減)
当期利益 :1344億1200万円( 同 1.3%増)

主なセグメント別に詳細を見ると、メディア事業においては、検索連動型広告の売上収益が継続的な機能改善等により前年同期比で増加し、広告関連売上収益が増加したことで、メディア事業は増収増益だった(全売上収益に占める割合:32.1%)。コマース事業においては、「Yahoo!ショッピング」における広告売上収益が増加したことに加え、アスクルグループの売上収益が増加したこと等が寄与し、コマース事業も増収増益だった(全売上収益に占める割合:66.5%)。
これらが寄与し、ヤフー全体としての売上収益は堅調に5.1%増加だった。一方で、営業利益、税引前利益、当期利益は、eコマース取扱高最大化・データドリブン化に向けた追加投資などがかさんだことで、前年より減少した。