ヤフー、「広告サービス品質向上のための取り組み」レポートを初公開 2019年度は2億超の広告素材を非承認

ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)は、広告サービス品質向上のための審査実績をまとめた「広告サービス品質に関する透明性レポート」を初めて公開した。
ヤフーでは、2018年10月にアドフラウド(広告詐欺)への対策を強化し、約5,900件の広告配信を停止。2019年5月には、独自の“広告品質における3つの価値と6つの対策項目(広告品質のダイヤモンド)”を定義するなど、広告品質の確保に注力してきた。
今回のレポートによると、2019年度には、広告のタイトルや説明文、画像、リンク先のウェブサイト、キーワードなど、約2億3千万件の広告素材を、ヤフーが定めた基準に抵触するとして非承認にした。もっとも多かったのは「ユーザーに不快感を与えるような表現」に該当する、肌の露出が多い画像や胸・腹部など身体の一部を強調した画像などだった。商品ジャンルでは、薬機法違反の化粧品、健康食品、健康雑貨がもっとも多く非承認となった。
さらに、新型コロナウイルス感染拡大により、ユーザーに誤解や不安感を与えるような不適切な広告が増加したことで、2020年上半期だけで約57,000件の広告素材が非承認となっている。