デジタルガレージとTIS、新会社「DG Technologies」設立
株式会社デジタルガレージ(以下:DG)と、TIS株式会社(以下:TIS)は、FinTech関連事業の開発などに向けた戦略技術開発会社「株式会社DG Technologies」(以下:DG Technologies)を設立することで合意したと発表。設立日は2016年9月1日を予定し、出資比率はDGが80%、TISが20%となっている。
DG Technologiesは、DGが株式会社カカクコムおよび株式会社クレディセゾンと共同で設立したオープンプラットフォーム型の研究開発組織「DG Lab」と連携し技術開発を行う。「ブロックチェーン」「人工知能」「VR/AR」「セキュリティ」「バイオテクノロジー」を重点分野とし、これらの分野で最先端の研究開発を行うが、「DG Technologies」は中でもブロックチェーン技術を活用したFinTech関連の技術開発と、DG Labでの研究成果を元に事業化段階に進む際に必要となるプラットフォーム技術の開発から着手する予定。
DGとTISは1999年に資本提携して以来、決済領域を中心とした協業を進めてきた。FinTech関連の技術開発において、 DGは投資先であるBlockstream社(Blockstream Corp.)のブロックチェーン技術に基づきDG Labで研究開発したミドルウエアなどを提供、TISは、DG Labの技術開発パートナーとしてDG Technologiesへ技術者を派遣し、クレジットカード向けソリューションなど金融分野のシステム開発で培ったノウハウを提供する。
DG Technologiesでは、ブロックチェーン以外の分野に関する技術開発についても、DG Labにおける研究段階から事業化段階に進むフェーズなどで個別のユーザー企業に向けた支援を行い、またTISは、DG Technologiesが開発するFinTech関連などの最新技術とプラットフォームを、クライアント企業向けのシステム構築にグローバルな視野で適宜利用していく予定。