朝日放送、16年3月期決算の売上高横ばい

朝日放送株式会社は、2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の決算を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :810億5900万円(前年比 0.5%増)
営業利益  :40億6400万円( 同 13.2%減)
経常利益  :44億0700万円( 同 8.8%減)
当期純利益 :23億7200万円( 同 7.7%増)

主力事業を展開する放送事業においては、テレビスポット収入が減少したが、子会社の放送収入や通販売上の増収等により、売上高は増収となった。ハウジング事業も、広告事業収入や不動産事業収入の増加により売上高は増収。ゴルフ事業は、プレー収入の減収や名義書換料の減少などにより減収。最終的にグループの売上高は810億5900万円で前年比0.5%増となった。
一方、費用面では、販売費および一般管理費は230億3900万円で9800万円減少したが、売上原価は539億5400万円で、前年に比べて10億8700万円増加。この結果、営業利益は13.2%減、経常利益は8.8%減の減益となった。
なお特別利益として、投資有価証券売却益や放送機器の周波数移行関連の補助金収入として、3億900万円を計上。さらに、税制改正にともなう繰延税金資産の取り崩しを行ったが前年より少なかったため、親会社株主に帰属する当期純利益は23億7200万円で7.7%の増益となっている。