電通ベンチャーズ、米キュー社に出資 家庭で健康状態を分析できるヘルスケア・ソリューション開発に注目

株式会社電通が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、家庭で分子レベルのバイオデータの分析を可能にするヘルスケア・ソリューション「Cue」(キュー)を開発する米国の「Cue Inc.」(本社:サンディエゴ市、CEO:Ayub Khattak、以下「キュー社」)に出資したことを発表した。

電通ベンチャーズは、スタートアップ企業への投資と、投資先との協業を通した同社グループのオープンイノベーションを実現するために、本年4月に設立したファンド。資金提供のみならず、同社グループならではの課題解決に向けたソリューションやリソースを提供することで事業や起業家を支援している。その第5号案件がキュー社になった。

キュー社は、家庭で分子レベルのヘルスケアデータの分析を簡易に行える箱型のハードウェアと診断カートリッジ、データの分析結果を管理できるスマートフォン向けのアプリケーションを開発しており、唾液や血液、粘膜などの少量のサンプルを採取し、検査内容によって色分けされたカートリッジを箱型のハードウェアに差し込むことで、ビタミンD、テストステロン、炎症、インフルエンザ、妊娠適性などの分析を手軽に行うことができる。今後、各国当局の承認を受け、欧州や香港では2016年半ば、米国では2016年中、日本では2017年の発売を目指す。また将来的には、20種類程度の検査項目に対応する予定。

電通ベンチャーズは健康への関心が高まる中、ユーザー自身が分子レベルの生体情報を手軽に分析でき、健康増進に活用することができるキュー社の技術の重要性が今後ますます高まっていくと考えており、同社グループは、キュー社が提供するヘルスケア・ソリューション「Cue」の普及と同社による新しいビジネスの開発を支援していくとのこと。