電通ベンチャーファンド、スマートデバイスのクラウド連動を推進する米企業に出資

株式会社電通が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、ソフト・ハード両面からスマートデバイスのクラウド連動を推進するNextbit Systems Inc.(本社:米国サンフランシスコ市、以下「ネクストビット社」)に出資した。

電通ベンチャーズは、スタートアップ企業への投資と、投資先との協業を通した同社グループのオープンイノベーションを実現するために、本年4月に設立したファンド。資金提供のみならず、当社グループならではの課題解決に向けたソリューションやリソースを提供することで事業や起業家を支援する。その第3号案件がネクストビット社になった。

ネクストビット社は、ユーザーが意識することなく音楽、動画、アプリ、写真などを大容量クラウドストレージに同期できるクラウドファースト・スマートフォン「Robin」を開発。「Robin」は米国時間の9月1日からクラウドファンディング・キャンペーンを開始し、当日中に目標額の50万ドルを大きく上回る資金を集め注目された。ネクストビット社は、革新的なソフトウェアとハードウェアをトータルで提供することにより、スマートデバイスのストレージ容量などの問題を解決し、モバイルコンピューティングを進化させている。

今後スマートデバイスが多様化していく中、クロスデバイスでの統合的かつリアルタイムなデータ連携、またそれを活用したこれまでにないユーザー体験の開発と提供がますます重要になっていくと予想し。電通ベンチャーズは、ネクストビット社の革新的な技術により、将来的にはIoT時代の全く新しい形のクラウドサービスが実現されるものと期待しているとのこと。