2014年度の店頭広告キャンペーン実施数、キリンビールがトップに
店頭広告キャンペーン専門会社のパルディアは4月22日、2014年度(2014年4月1日~2015年3月31日)における店頭広告キャンペーンについて、実施形態を調査した結果を発表した。同社のデータベース「キャン索」からデータを抽出して集計を行った。「キャン索」は、2009年以降の日本国内の店頭広告キャンペーンデータ約5万8,000件を収録している。
それによると、2014年度のキャンペーン総件数は8,849件で、2013年度の総件数9,686件から約91%に減少した。流通タイアップキャンペーン・流通実施キャンペーンの減少が顕著だっという。大手小売りチェーンによる経営統合・合併が進み、GMS・DGS・流通実施キャンペーンが減少していること、プライベートブランドの台頭により、食品メーカーがブランドや流通を絞ってキャンペーンを実施していることなどが理由と考えられる。
2014年度の店頭広告キャンペーン実施件数ランキングでは、376件でキリンビールがトップ。2013年度と比較しても増加しており、2014年6月に実施された「2014FIFAワールドカップ」の日本代表オフィシャルスポンサーとなったことが理由とみられる。2位は森永製菓で376件、3位は明治で321件だった。