共立印刷、15年3Q決算 売上高増も電力や燃料費の高騰で減益
共立印刷株式会社は1月30日、2015年3月期第3四半期(2014年4月1日~2014年12月31日)の業績を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :316億9400万円(前年同期比 3.8%増)
営業利益 :15億1500万円( 同 5.4%減)
経常利益 :13億4900万円( 同 7.5%減)
四半期純利益:7億7200万円( 同 12.6%減)
新規営業活動等により売上高の増加を図るとともに、製造現場では生産効率を高める施策に取り組んだ。商業印刷については、通販カタログで受注量が減少する媒体はあったが、既存の流通チラシが増加するなか新規取引先からも折込チラシの受注があったこと等により、売上高は前年より増加。一方で、出版印刷については、旅行雑誌やフリーペーパーの受注量が増加したが、書籍の減少や一部の情報誌の受注数量が減った。最終的に売上高は前年同期比3.8%増となった。
一方で、用紙や電力費の値上げ等によって製造原価が膨らんだほか、人件費が増加し利益は減少した。これに、投資有価証券評価損が増加し、四半期純利益は、前年同四半期と比べ12.6%(1億1100万円)の減益となった。