電通、インドのデジタルエージェンシー株式100%取得で合意

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は本日付で、インドの総合デジタルエージェンシー「WATConsult」(本社:ムンバイ市、以下「WATコンサルト社」)の株式90%を取得し、今後段階的にシェアを拡大し最終的には100%まで取得することにつき、同社株主と合意した。

2007年設立のWATコンサルト社は、ソーシャルメディア領域に強みを持つ企業としてスタートしたが、現在はインド有数の総合デジタルエージェンシーへと成長。インド全土でビジネスを展開し、70社を超えるグローバル&ナショナルクライアントに対し、デジタルクリエーティブ、デジタルメディア広告枠の買い付け、ソーシャルメディアやデジタルメディアを活用したキャンペーン展開、ウェブやデジタルアプリ/デジタルビデオの制作、オンライン・レピュテーション・マネジメントなど多岐にわたるデジタル・コミュニケーション・サービスを提供している。

同社は、インドの有力広告賞であるIDMA(インド・デジタル・メディア・アワード)の「ベスト・バイラル・マーケティング・キャンペーン賞」や、最も急成長したテクノロジー・スタートアップ企業に贈られる「レッド・ヘリング・トップ100・アジア賞」など、数多くの賞を受賞している。
加えて、創業者兼CEOのRajiv Dingraは、インドを代表するデジタル界の起業家として、
インドにおける当社グループは、すでにフルサービス体制を整備していますが、今回の買収により、デジタル&ソーシャル領域における事業基盤とサービス提供能力が格段に強化されることになる。
同社グループは買収後のWATコンサルト社を、グローバルネットワーク・ブランドのひとつであるIsobar(アイソバー)のネットワークに組み込み、ブランド呼称を”WATConsult – Linked by Isobar”(WATコンサルト・リンクト・バイ・アイソバー)とし、グループ各社との連携を強化する。

【WATコンサルト社の概要】
社名:WAT Media Pvt Ltd(ブランド呼称:WATConsult)
本社所在地:インド・ムンバイ市
      ※デリー市、バンガロール市、コルカタ市にも拠点を持つ
設立:2007年
株主構成:買収手続き完了後 
     電通イージス・ネットワーク 90%
     同社経営幹部 10%
      (最終的には電通イージス・ネットワーク 100%)
売上総利益:164,087,000インドルピー(約3.2億円)(2014年3月期)
代表者:Rajiv Dingra(創業者兼CEO)
従業員数:160名
事業内容:ソーシャルメディア・マーケティングを含む
     総合デジタル・コミュニケーション・サービス