電通グループ、世界の広告費の成長率発表 2014年・2015年ともに前年比5.0%増

電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)は9月10日、3月に発表した2014年~15年の世界の広告費の成長率予測について、改定を行った。
2014年の世界の広告費は、 ロシア・ソチでの冬季オリンピック・パラリンピック、 ブラジルでのFIFAワールドカップ、米国での中間選挙などの大イベントによる寄与が前回調査の想定を上回ることから、3月時の前年比4.8%増から5.0%増へと成長率予測が改定された。2015年の世界の広告費は、 経済情勢が世界的にポジティブな傾向にあることから、その成長率を3月時に予測した前年比5.0%増と据え置いている。
日本の広告費の成長率は、アベノミクス効果や2020年のオリンピック・パラリンピックの開催決定により、2014年に前年比2.0%増(3月時予測1.7%増)、2015年には3月時予測と同様の1.7%増と予測。日本は4年連続で前年を上回る見通しとなっている。
カラでは年に2回、全世界59地域から収集したデータを基に、 世界の広告費の成長率予測を行っている。