電通、中国のデジタル・クリエーティブ・エージェンシーを買収

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、傘下のイージス・メディア・チャイナを通して、中国においてデジタル領域のフルサービスを提供し、市場をリードするデジタル・クリエーティブ・エージェンシー「TRIO」(以下 トリオ社)を 100%買収した。

トリオ社が提供するデジタル空間におけるサービスの創造性や革新性は中国全土で高く評価されており、アジア太平洋地域を代表する業界専門誌『Campaign Asia Pacific』は同社を2012 年の「Greater China Digital Agency of the Year」と「Greater China Independent Agency of the Year」に選定している。

これまでイージス・メディア・チャイナによるデジタル事業は、グローバルネットワークブランドのひとつである Isobar(アイソバー)の中国拠点である「wwwins Isobar」と「OMP」という2つの事業ブランドで展開しており、市場におけるリーディングポジションを確立してきた。
そして今回買収したトリオ社を、新たにアイソバーのネットワークとして取り込み、社名を「Trio Isobar」(トリオ・アイソバー)へと改名してデジタル事業を展開していく。

これにより、中国におけるアイソバー・ネットワークは3つの事業ブランドで構成され、中国全体で 700 名以上のデジタルマーケティングの専門家を擁するネットワークとなる。

【トリオ社の概要】
社名:トリオ社(英文社名:TRIO Digital Integrated)
本社所在地:中国・上海市
設立:1999年3月
資本金:180,000USD
株主構成:イージス・メディア・チャイナ100%(株式取得後)
売上総利益:3,500,000GBP(約5.5億円)(2012年12月期)
代表者:Chris Chen(CEO)
従業員数:120名
事業内容:デジタル・クリエーティブ事業