資生堂と電通リテール、店頭販売支援の新会社設立

資生堂は、株式会社電通リテールマーケティングとの共同出資により、店頭メンテナンス機能を担う新会社「株式会社ジャパン リテール イノベーション」を設立することを発表した。化粧品の販路として強い、組織小売業への対応強化が目的。
7月に設立し、10月より組織小売業を中心に店頭への情報提供や店頭メンテナンス業務などの事業を開始する。 電通リテールマーケティングは、組織小売業に関するデータベースの分析や編集に加え、店頭メンテナンスのノウハウを有しており、新会社は、専門的かつ集中的に、店頭への情報提供や店頭メンテナンス業務をローコストで実行できる見込みだ。
今後、資生堂販売が行っている営業活動のうち、店舗への訪問業務(商品情報の提供、商品の売れ行き動向などの情報交換、店頭施策展開の状況確認など)や店頭メンテナンス業務(取扱商品のクリンネスや陳列棚の清掃作業、季節ごとの棚替え、プロモーションなど店頭施策に関わる販促物の組立・貼付作業、店舗の新規開店・改装・閉店時の商品陳列や撤去作業など)などを新会社に移管する。
出資比率は資生堂97% 、電通リテールマーケティング3% 。