ニールセン、「スマートフォン視聴率」計測サービス開始

ニールセン株式会社は5月20日、“スマートフォン視聴率”を計測する「Mobile NetView」(モバイル・ネットビュー)の提供開始を発表した。
「Mobile NetView」は調査協力モニター(iOS、Android各2000名)のスマートフォンに搭載したメーターにより、日本国内のスマートフォンの利用動向をリアルタイムに計測・レポートするサービス。データ収集、統計処理を施し、iOS、Androidの両OSのウェブサイト訪問状況、アプリ利用状況をレポート可能。従来のアンケート調査とは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータであるため、より正確な利用動向データとなるのが特徴。
データは、ウェブサイトの訪問、アプリの利用もしくはスマートフォン全体での利用状況を参照でき、また、利用者属性、OS、電話会社、デバイスなどのフィルターを使用してデータを抽出することも可能。
集計期間は月次でのデータ集計で、当月データを翌月19日にオンライン画面に公開する。年間契約に基づき発行されるIDおよびパスワードにより、オンラインサービス画面で閲覧可能。
ちなみに、Mobile NetView2013年3月データによると、スマートフォンからの月間インターネット利用者(アプリの利用者、および、ウェブサイトの訪問者)は2,748万人、一人当たりの利用時間は40時間2分だった。アプリのみに絞り込むと、その利用者は2,745万人、利用時間は31時間27分、ウェブサイトのみに絞り込むと訪問者が2,676万人、訪問時間が13時間9分となり、アプリの利用時間がウェブサイトの2倍超となっている。サービス毎の訪問者ランキングでは、1位がGoogle(2,683万人)、2位がYahoo!(2,444万人)、3位がFacebook(1,980万人)。アプリとウェブサイト、それぞれの利用・訪問者数のランキングでは、アプリはLINEが1位となり、次いでGoogle Play、Google Mapsの順だった。