大日本印刷、2026年3月期2Q決算を発表 経常利益は前年同期比で5.8%増

大日本印刷株式会社は、2026年3月期第2四半期(2025年4月1日~2025年9月30日)の連結業績を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :7387億100万円(前年同期比 4.3%増)
営業利益  :466億4800万円( 同 22.2%増)
経常利益  :529億1000万円( 同 5.8%増)
中間純利益 :603億5800万円( 同 32.7%減)
 
スマートコミュニケーション部門のイメージングコミュニケーション関連は、写真プリント用部材が欧米・アジア市場で好調に推移したほか、IDカード用インクリボンが市場回復などを背景に北米地域を中心に堅調に推移し、前年を上回った。
 
情報セキュア関連は、デュアルインターフェイスカードのICカードが前年から減少したものの、BPOの大型案件の取り込みもあり、事業全体では前年を上回った。
 
マーケティング関連については、長年培ったマーケティング施策の実績や知見とデジタルの強みを掛け合わせた価値の提供に努めたものの、紙媒体の市場縮小の影響もあり、前年を下回った。出版関連は、雑誌等の市場縮小の影響を受けたものの、図書館運営業務が好調に推移し、前年を上回った。

これらの結果、部門全体の売上高は3579億円(前期比3.3%増)となった。人的資本や固定資産の適正化などの事業構造改革に加え、イメージングコミュニケーション関連の写真用プリント部材を中心とした売上増加もあり営業利益は147億円(同16.9%増)となっている。
 
このほか、ライフ&ヘルスケア部門は売上高が2583億円(同6.3%増)で、営業利益は181億円(同100.4%増)、エレクトロニクス部門は売上高1237億円(同3.4%増)で、営業利益266億円(同4.2%減)だった。
 
■リリース
https://azcms.ir-service.net/DATA/7912/ir/140120251113500993.pdf