テレビ朝日HD、2026年3月期2Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比92.5%増など利益面が大幅増

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2026年3月期第2四半期の連結業績(2025年4月1日~2025年9月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :1655億6300万円(前年同期比 7.6%増)
営業利益  :145億6900万円( 同 140.9%増)
経常利益  :202億9700万円( 同 92.5%増)
中間純利益 :146億5700万円( 同 90.4%増)
 
テレビ放送事業において、タイム収入は良好な企業業績と底堅い経済環境が下支えとなり、売上の基盤となるレギュラー番組のセールスは増収となった。単発番組については、大型スポーツ番組のセールスが堅調に推移。前年の「パリオリンピック」の反動による減収を最小限に留めることができた。

この結果、タイム収入は400億6500万円(前年同期比2.5%増)だった。スポット収入は、東京地区の広告出稿量が前年同期並みの中、視聴率が好調に推移したことにより大幅増収。

業種別では「情報・通信」「薬品・医療用品」「交通・レジャー」「食品」「外食・各種サービス」など、多くの業種で増収となった。この結果、スポット収入は519億4300万円(同24.1%増)となっている。このほかBS・CS収入は129億4100万円(同0.1%増)、番組販売収入は67億8800万円(同6.1%減)、

その他収入は106億6200万円(同3.9%増)となった。これらを受けて、テレビ放送事業全体の売上高は1224億100万円(同9.9%増)、営業利益は102億4100万円(同390.0%増)となっている。
 
このほか、インターネット事業は売上高170億7000万円(同22.6%増)で営業利益23億7500万円(同120.4%増)。ショッピング事業は、通販番組における売上が低調に推移したことなどから、売上高87億6700万円(同10.8%減)で営業利益4億9200万円(同40.9%減)だった。

その他事業は、出資映画事業は増収となった一方で、音楽出版事業、イベント事業は減収。この結果、売上高247億8500万円(同5.2%減)、営業利益14億3400万円(同30.5%減)となっている。
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251107591490.pdf