ファンコミュニケーションズ、2025年12月期3Q決算は増収増益 営業・経常利益は前年同期比40%以上の大幅増
株式会社ファンコミュニケーションズは、2025年12月期第3四半期の連結業績(2025年1月1日~2025年9月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :54億2100万円(前年同期比 5.0%増)
営業利益 :14億9400万円( 同 40.3%増)
経常利益 :15億900万円( 同 40.6%増)
四半期純利益:10億900万円( 同 1.3%増)
CPAソリューション事業では、スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「A8app」のゲームカテゴリが鈍化し売上高が減少した一方、生産性向上への取り組みによりコストが低下し減収増益となった。この結果、同事業の売上高は43億1212万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益は29億1650万円(同16.9%増)となっている。
戦略事業では、「ファンマーケティング」「インフルエンサーマーケティング」「LINEマーケティング」を中心に、新規事業の企画・開発投資を拡大。2024年3月29日で広告配信を停止し事業を撤退した「nend」のリソースの、インフルエンサーマーケティングを手掛ける連結子会社「株式会社WAND」や、デジタルマーケティングプロセス最適化支援サービス「N-INE」への転換を進め、コスト最適化を意識しながら事業基盤の強化に努めた。
このほか、連結子会社の株式会社ファンコミュニケーションズ・グローバルのゲームパブリッシング事業では積極的な広告宣伝による集客強化を実施したことに加え、「株式会社WAND」では営業体制の構築、「N-INE」ではサービス機能強化のための開発投資を継続した。
また、クリエイターエコノミー領域のファンマーケティング事業も売上高が堅調に推移した。これらの結果、「nend」の事業撤退による減収影響を、上記施策による各領域の成長が上回り、同事業の売上高は11億934万円(同44.4%増)、セグメント損失は5億386万円(前年同期はセグメント損失6億9117万円)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251105588882.pdf