フェリシモ、2026年2月期2Q決算を発表 大幅増益で黒字転換
株式会社フェリシモは、2026年2月期第2四半期の連結業績(2025年3月1日~2025年8月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :142億5500万円(前年中間期比 0.0%増)
営業利益 :2億200万円(前年中間期 マイナス1500万円)
経常利益 :2億4700万円( 同 1600万円)
中間純利益:2億1500万円( 同 マイナス2400万円)
中核事業である定期便事業は、のべ顧客数の計画未達により売上げが前年同期を下回ったものの、手づくり支援事業「Couturier(クチュリエ)」がSNSを起点とした若年層の新規顧客獲得に成功し、売上げが前年を上回るなど、個別のブランドでは好調な動きも見られた。
また、「Live in comfort(リブ イン コンフォート)」等の主力ファッション事業がバリューチェーン(企画、生産、販売体制)を見直し、各工程を一体化する新手法を導入したことにより、ヒット商品が生まれた。同時に原価率の低減も実現し、売上げおよび売上総利益を押し上げる結果となった。
新規事業領域では、自治体が取り組む子育て支援事業の受託をはじめ、取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモ パートナーズ)」での取扱商品数の増加と販売強化、神戸ポートタワー事業での著名なアーティストやキャラクターとのコラボレーション企画等が奏功し、着実に売上げが伸長した。
これらを受けて、同中間連結会計期間におけるグループ全体の売上高は前年同期と同水準の142億5500万円となり、売上総利益は前年同期比1.4%増の78億3000万円だった。
販売費及び一般管理費は、販売計画の見直し等により広告費を抑制したこと等から76億2800万円(同1.5%減)となっている。この結果、営業利益は2億200万円(前年同期は営業損失1500万円)で、黒字転換となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251006568952.pdf