電通グループ、2025年12月期2Q決算を発表 収益は前年同期と同水準も赤字に転落
株式会社電通グループは、2025年12月期第2四半期の連結業績(2025年1月1日~2025年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
収益 :6839億400万円(前年同期比 0.4%増)
営業利益 :マイナス365億4500万円(前年同期 257億3000万円)
税引前中間利益:マイナス433億7500万円( 同 206億7000万円)
親会社の所有者に帰属する中間利益:マイナス736億4700万円( 同 55億6400万円)
同中間連結会計期間における売上総利益のオーガニック成長率はマイナス0.2%だったが、為替の影響などにより、売上総利益は前年同期比3.4%減となった。販管費抑制などにより調整後営業利益は同7.2%増、オペレーティング・マージンは同100bps増となったものの、親会社の所有者に帰属する調整後中間利益は同1.4%減となった。
また、減損損失の計上などにより、営業損失は365億4500万円(前年同期は営業利益257億3000万円)、親会社の所有者に帰属する中間損失は736億4700万円(同中間利益55億6400万円)となっている。
セグメント別に見ると、「日本」はインターネット広告をはじめとするマーケティング事業、ビジネス・トランスフォーメーション(BX)、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、スポーツ&エンターテインメント(SP&E)が成長。
売上総利益のオーガニック成長率は5.3%、売上総利益は2367億800万円(前年同期比5.3%増)だった。人員増強による人件費の増加はあったものの、トップラインの伸長などにより、調整後営業利益は583億2800万円(同18.8%増)、オペレーティング・マージンは24.6%(前年同期は21.8%)となっている。
このほか「Americas(米州)」「EMEA(ロシアを除くヨーロッパ、中東及びアフリカ)」「APAC(日本を除くアジア太平洋)」セグメントは、いずれも売上総利益のオーガニック成長率はマイナスで、厳しい状況となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250728521342.pdf