北の達人コーポレーション、2026年2月期1Q決算は減収減益 経常利益前年同期比37.6%減など大幅に落ち込む

株式会社北の達人コーポレーションは、2026年2月期第1四半期の連結業績(2025年3月1日~2025年5月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :25億9600万円(前年同期比 20.6%減)
営業利益  :2億4000万円( 同 38.3%減)
経常利益  :2億4600万円( 同 37.6%減)
四半期純利益:1億6800万円( 同 36.5%減)
 
主要ブランド「北の快適工房」における主な獲得チャネルは、同社が独自に運営するECサイト経由の「自社サイト等」と、Amazonや楽天市場等の「ECモール」で、同第1四半期連結累計期間の売上高のうち、約85%が自社サイト等によるものとなっている。前連結会計年度より、クリック率の高い広告や特に購入率が高い販売ページ等の「良いクリエイティブ」を作るため、AI活用の検討・研修内容のブラッシュアップ・体制の構築等に継続的に取り組んでおり、同四半期における自社サイト等の新規顧客獲得人数は、直前四半期比9%増となった。
 
ECモールでは、専任者を複数名配置して拡大に取り組んでいる。引き続きECモールに特化した販促活動やクリエイティブの制作及び広告最適化、売上に大きな影響をもたらす各ECモールにおけるセールへの参加及びセール参加率を向上させる施策等によって、売上拡大を目指した。
 
連結子会社・株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では、同四半期は、Amazon、楽天市場やQoo10等の主力ECモール拡大のための販促施策を行ったほか、新商品のリリースにも注力。各ECモールにおいて、クーポン施策の実施、セールへの参加や検索エンジン最適化のための緻密な広告運用施策を行ったほか、顧客のリアルな声を販促に活かすべくユーザーインタビュー等を実施した。
 
また、商品ラインナップの拡充を図るべく、新商品やシリーズ品の開発・リリースも精力的に行っている。さらに、ブランド認知度の向上や新たな顧客層を取り込むことを目的に、全国家電量販店や大手バラエティショップ、ディスカウントストアでの店舗販売も行っているほか、「北の快適工房」の顧客への販促キャンペーン等も実施している。こうした施策により「SALONMOON」美容家電シリーズの累計出荷台数は130万台を突破し、順調に拡大している。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250714514276.pdf