北の達人コーポレーション、2024年2月期2Q決算は増収減益 経常利益は前年同期比15.9%減

株式会社北の達人コーポレーションは、2024年2月期第2四半期の連結業績(2023年3月1日~2023年8月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :78億3300万円(前年同期比 81.8%増)
営業利益   :4億4200万円( 同 15.1%減)
経常利益   :4億5400万円( 同 15.9%減)
四半期純利益 :3億200万円( 同 14.8%減)
 
同四半期は、主要事業「ヘルス&ビューティーケア関連事業」において人員の増員、組織力強化及び複数の販促施策を展開し、特に主要ブランドである「北の快適工房」での新規顧客獲得人数の増加を図った。また、連結子会社である株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では新商品の複数リリースや大手バラエティショップへの出品等を通じ業績拡大に取り組んでいるほか、これらに続く新たなブランドも順調に拡大を見せている。
 
同社の中核となるヘルス&ビューティーケア関連事業の主要ブランド「北の快適工房」における主な獲得チャネルは、同社が独自に運営するECサイト経由の「自社サイト等」と、Amazonや楽天市場等の「ECモール」で、同四半期の売上高のうち、約90%が自社サイト等によるものとなっている。自社サイト等の新規顧客獲得人数を見ると、同四半期は前年同期比155%増に拡大している一方、直前四半期との比較では28%減と縮小している。同社はこれを、前年度において実現したクリエイティブ部門及び広告運用部門のスキルアップによる集客部門全体の底上げや、新たに開始した施策等が好調だったことで、直前四半期は自社広告での獲得が拡大したものの、同第2四半期は主に販売ページにおいて良いクリエイティブであっても一定期間を経過すると見飽きてしまう「疲弊現象」への対策が追いつかず、新規獲得が縮小したことが要因だと分析している。こうした状況を踏まえ、再度クリエイティブ部門の体制を整備し、販売ページの作成スキル向上を図ることで新規顧客獲得人数の拡大に努めていくという。
 
また、ECモールにおいては、専任者を複数名配置して拡大に取り組んでおり、引き続きECモールに特化した販促活動やクリエイティブの制作及び広告最適化、各ECモールにおけるセールへの参加、ECモール専売品の拡大にも努めた。この結果、Amazonでは2023年8月に過去最高月商を記録するなど、ECモール全体の売上高も堅調に推移した。
 
連結子会社・株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」はECモールを中心に展開しているほか、全国の家電量販店での店舗販売もおこなっている。同四半期は、Amazon、楽天市場やQoo10等の主力ECモール拡大のための販促施策を行ったほか、新商品のリリースにも注力。各ECモールにおいて、検索エンジン最適化のための緻密な広告運用施策を行ったほか、特性やユーザー層を改めて分析のうえ最適なクリエイティブをECモールごとに作成し、キャッシュバック施策等の独自キャンペーンも実施した。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231011565389.pdf