北の達人コーポレーション、2023年2月期3Q決算を発表 新規顧客獲得は好調も広告宣伝費の投資により業績予想を下方修正

株式会社北の達人コーポレーションは、2023年2月期第3四半期の連結業績(2022年3月1日~2022年11月30日)を発表した。また同日、2023年2月期通期の業績予想(2022年10月14日発表)についての修正数値も発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :69億900万円(─)
営業利益   :7億1800万円(─)
経常利益   :7億4000万円(─)
四半期純利益 :4億8400万円(─)

※2023年2月期より会計基準を変更しているため、対前年同期増減率の記載はなし
 
【2023年2月期通期 連結業績予想数値の修正(2022年3月1日~2023年2月28日)】
売上高  :98億2500万円(前回発表 90億6400万円)
営業利益 :7億7300万円( 同 12億4100万円)
経常利益 :7億9500万円( 同 12億6000万円)
当期純利益:5億1400万円( 同 8億3400万円)
 
【2023年2月期通期 個別業績予想数値の修正(2022年3月1日~2023年2月28日)】
売上高  :87億3500万円(前回発表 80億700万円)
営業利益 :7億9600万円( 同 12億7800万円)
経常利益 :8億4600万円( 同 13億900万円)
当期純利益:5億7400万円( 同 8億9100万円)
 
 
同連結会計年度は、主要事業「ヘルス&ビューティーケア関連事業」において、クリエイティブ部門の整備や教育、ECモールの拡大、新商品のリリースを通じ、新規獲得件数の拡大を図っている。オリジナルブランドである「北の快適工房」では、これらの施策の進捗が順調で、自社サイト及びECモールでの新規獲得件数が大幅に増加している。
 
自社サイトにおいては、ウェブマーケティングでの集客で重要な「クリエイティブ」と「広告運用」をいずれもインハウスで行っていることや、社内体制の整備と教育への取り組みにより、獲得効率の高いクリエイティブをより多く制作、運用することができ、自社サイト経由での新規獲得件数拡大に繋がった。
 
また、ECモールにおいては、ECモールに特化した販促活動やクリエイティブの制作及び広告最適化、各ECモールにおけるセールへの参加、専任者の増員等を行った結果、Amazonでは2022年10月に、楽天市場では2022年9月にいずれも過去最高月商を記録するなど順調に顧客を獲得した。
 
連結子会社・株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」はECモールを中心に展開しているほか、2022年4月より全国の家電量販店での店舗販売も開始した。同四半期は、Amazonや楽天市場等の主力ECモール拡大のための販促施策を引き続き実施。楽天市場においては家電ランキング総合1位を獲得した。新たなECモールにも注力しており、「Qoo10」では同モールの「Qoo10メガ割」において「家電・PC・ゲーム販売数ランキング」1位を獲得する等の拡大を見せた。
 
これらを受け、同社は2022年10月に発表していた業績予想を修正。拡大する新規顧客獲得件数を踏まえて、売上高予想を増額した。一方、将来の売上高及び利益をもたらす新規顧客のさらなる獲得のため広告宣伝費への投資計画を33億1600万円(前回計画比43.4%増)と見直すことから、営業利益、経常利益及び当期純利益は、前回発表予想を下回る見込みとなっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230111587616.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120221223583229.pdf