フェリシモ、2026年2月期1Q決算を発表 経常利益が前年同期比で赤字拡大
株式会社フェリシモは、2026年2月期第1四半期の連結業績(2025年3月1日~2025年5月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :71億1600万円(前年同期比 1.9%減)
営業利益 :マイナス2200万円(前年同期 マイナス1億200万円)
経常利益 :マイナス4100万円( 同 マイナス100万円)
四半期純利益:マイナス4500万円( 同 マイナス6900万円)
中核事業である定期便事業は、手づくり支援事業「Couturier(クチュリエ)」がSNSを起点とした注目度の高まりを受け、若年層の新規顧客が増加したことから、売上高が前年を大きく上回った。一方で、定期便事業全体では購入単価が上昇したものの、のべ顧客数の減少により売上高は前年同期を下回っている。同事業の利益面では、ファッション商品を中心にサプライチェーンの見直しを進め、原価率の改善を図った。
新規事業分野では、同社の顧客基盤を活用した広告プラットフォーム「CREATOR’S VOICE(クリエイターズボイス)」の運営を開始。また、取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」は、取扱商品数の増加と販売強化が奏功し、売上高が増加した。
このほか、神戸ポートタワー事業においても、著名アーティストや各種コンテンツとのコラボレーション企画等が集客力の向上に繋がり、売上高が増加となっている。
これらの結果、同第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の売上高は前年同期比1.9%減の71億1600万円となり、売上総利益は同0.5%減の38億1500万円となった。販売費及び一般管理費は、販売計画の見直し等により広告費が前年同期を下回り38億3700万円(同2.5%減)となったものの、売上高の減少が影響し、営業損失は2200万円(前年同期は営業損失1億200万円)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250708509737.pdf