ユーグレナ、2025年12月期1Q決算を発表 営業利益は前年同期比104.5%増の大幅増益
株式会社ユーグレナは、2025年12月期第1四半期の連結業績(2025年1月1日~2025年3月31)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :119億3500万円(前年同期比 7.0%増)
営業利益 :6億1800万円( 同 104.5%増)
経常利益 :4億3600万円( 同 63.8%増)
四半期期純利益:マイナス5億700万円(前年同期 マイナス1億9100万円)
同四半期は、ヘルスケア事業においては前年同期比で直販売上高が概ね横ばいで推移する一方で、連結子会社化したサティス製薬グループの連結業績寄与によりOEM・原料・海外売上高が大きく伸長した。前連結会計年度に実施した連結子会社株式の売却の影響によりヘルスケア事業におけるその他売上高は前年同期比で減少したものの、バイオ燃料事業とその他事業の売上高が堅調に推移した結果、売上高は119億3500万円で前年同期比7.0%増となった。
サティス製薬グループの連結業績寄与に加えて、黒字体質への転換に向けた収益構造の改善が進捗し、ヘルスケア事業におけるグループ会社各社の利益が大幅に改善したほか、バイオジェット・ディーゼル燃料実証プラントの稼働を2024年1月末に終了したことに伴う研究開発費の縮小の結果、調整後EBITDAは15億4500万円(前年同期比44.3%増)となっている。
この結果、過去のM&A案件に伴う無形固定資産及びのれん等の償却費を計上したものの、営業利益は6億1800万円(同104.5%増)となり、経常利益は4億3600万円(前年同63.8%増)となった。
一方、中期経営方針の推進を加速化させる構造改革の一手として実施した希望退職者募集が2025年2月に完了したことに伴い特別損失を計上するとともに、キューサイグループに係る法人税等や非支配株主損益を計上した結果、四半期純損失は5億700万円(前年同期は1億9100万円の四半期純利益)だった。
主力事業であるヘルスケア事業においては、広告宣伝投資の機動的コントロールやクリエイティブ改善による投資効率の最適化、製品値上げや継続率改善に向けた施策によるLTV向上等を図るとともに、商品の拡充やクロスチャネル展開等によるブランド育成に取り組んだ結果、「CONC」が大きく伸長するとともに、「からだにユーグレナ」、エポラの「epo」、キューサイの「コラリッチ」「ひざサポートコラーゲン」が堅調な推移となった。また、OEM・原料・海外取引では、化粧品OEMを展開するサティス製薬グループの連結子会社化が連結業績に大きく寄与。
この結果、セグメント売上高は109億2400万円(同6.0%増)となった。セグメント損益においては、キューサイグループやサティス製薬グループの連結子会社化等の過去のM&A案件に伴う無形固定資産及びのれん等の償却費を計上する一方、サティス製薬グループの連結子会社化が連結業績に寄与するとともに、広告宣伝投資の機動的なコントロールの徹底や、売上総利益率の改善、販売費や固定費の削減等の施策を推進した結果、セグメント利益は12億300万円(同30.4%増)となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250512540296.pdf