北の達人コーポレーション、2025年2月期決算は減収増益 純利益は前期比21.2%増

株式会社北の達人コーポレーションは、2025年2月期通期の連結業績(2024年3月1日~2025年2月28日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高   :118億2600万円(前期比 19.4%減)
営業利益  :16億7500万円( 同 15.6%増)
経常利益  :17億400万円( 同 15.1%増)
当期純利益 :12億500万円( 同 21.2%増)
 
主要ブランド「北の快適工房」における主な獲得チャネルは、同社が独自に運営するECサイト経由の「自社サイト等」と、Amazonや楽天市場等の「ECモール」で、同連結会計年度の売上高のうち、約85%が自社サイト等によるものとなっている。しかしながら、同連結会計年度における自社サイト等の新規顧客獲得人数は、主に販売ページの疲弊(見飽きられる)現象により前年同期比30%減と縮小した。
 
ECモールにおいては、専任者を複数名配置して拡大に取り組んでおり、引き続きECモールに特化した販促活動やクリエイティブの制作及び広告最適化、メルマガの配信、各ECモールにおけるセールへの参加による売上拡大に取り組んだほか、配送方法の見直しによるコスト削減等にも努めた。
 
連結子会社・株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では、同連結会計年度は、Amazon、楽天市場やQoo10等の主力ECモール拡大のための販促施策を行ったほか、新商品のリリースにも注力。各ECモールにおいて、クーポン施策の実施、セールへの参加や検索エンジン最適化のための緻密な広告運用施策を行ったほか、特性やユーザー層を改めて分析のうえ最適なクリエイティブをECモールごとに作成した。

また、商品ラインナップの拡充を図るべく、新商品やシリーズ品の開発・リリースも精力的に行っている。さらに、ブランド認知度の向上や新たな顧客層を取り込むことを目的に、全国家電量販店や大手バラエティショップやディスカウントストアでの店舗販売も行っているほか、「北の快適工房」の顧客への販促キャンペーン等も実施している。こうした施策により「SALONMOON」ヘアアイロンシリーズの累計出荷台数は123万台を突破し、順調に拡大している。
 
〈今後の見通し〉
2026年2月期の連結業績は、売上高102億8900万円、営業利益8億9733万円、経常利益9億1183万円、当期純利益6億2207万円を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250411514047.pdf