パス、2023年3月期通期決算を発表 前期に続いて赤字決算も赤字幅は縮小

パス株式会社は、2023年3月期通期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高  :19億9100万円(前期比 5.8%減)
営業利益 :マイナス2億2000万円(前期 マイナス6億8100万円)
経常利益 :マイナス2億2400万円( 同 マイナス7億3700万円)
当期純利益:マイナス2億5600万円( 同 マイナス7億4500万円)
 
従来「通信販売事業」としていた主力の報告セグメントを、2023年3月期より「コスメ・ビューティ&ウエルネス事業」と改称。同事業では、新商品を開発して新たな市場に投入することで、売上高の増加を見込んでいたものの、物価上昇に伴う個人消費の鈍化傾向などにより化粧品の需要回復は想定以上に鈍いものとなった。一方で、自社商品の開発や販売チャネルの拡大及び広告投資を抑えたことなどが奏功し、営業損失は大幅に改善した。事業売上高は19億3480万円(前期比1億7907万円減)、営業損失は6397万円(前期は5億4202万円の損失)となっている。
 
同社は、前連結会計年度と当連結会計年度、連続して赤字となったことから、この状況を解消するための対策も発表。そのうちのひとつとして、美と健康を事業領域として定め、化粧品販売において新たな販売チャネルを開拓していくこと、販売チャネル別の新商品開発を行い、エステティックサロン及び美容サロンへの販売やECサイト及び定期便によるダイレクトマーケティングでの販売による安定的収益基盤を構築していくことを挙げている。
 
〈今後の見通し〉
2024年3月期は、売上高24億5600万円、営業損失8800万円、経常損失8800万円、当期純損失9000万円となる見込み。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230515573475.pdf