ハーバー研究所、2023年3月期通期決算を発表 赤字幅が拡大

株式会社ハーバー研究所は、2023年3月期通期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高  :120億3800万円(前年同期比 6.7%減)
営業利益 :マイナス6億900万円(前年同期 マイナス3億1600万円)
経常利益 :マイナス5億8200万円( 同 マイナス2億9200万円)
当期純利益:マイナス7億700万円( 同 マイナス2億6900万円)
 
グループ直営店、その他卸売(国内)においては、行動制限の緩和による人流の回復に伴い、前期比で増加した。百貨店向卸売は、前期比で減少となったものの、2022年11月にポイントサービスの統一化を行い、ポイント利用の利便性が向上した事により、第4四半期においては前年同期比で増加となった。
 
一方、通信販売においては、第2四半期までの新規顧客減少等の影響により通信販売全体としては前期比で減少となったが、WEB限定施策によりECは前期比で増加した。海外市場では、主要マーケットの中国におけるゼロコロナ政策の影響が想定より大きく、前期比で減少となった。しかしながら、中国国内で著名なインフルエンサーを起用したライブコマースの実施をはじめ、オンラインの販売強化に努め、新規顧客は増加。これに加え、韓国において、ロッテ免税店へのオンラインショップを含めた新規出店により、第4四半期は回復傾向が見られた。
 
売上を販売ルート別に見ると、通信販売(EC含む)が71億3294万円(前期比3.4%減)で全体の売上に対する構成比は59.2%となっている。このほか、百貨店向卸売は10億576万円(同6.2%減)、その他卸売が33億1887万円(同16.0%減)、直営店は5億8022万円(同15.2%増)の売上となっている。
 
〈今後の見通し〉
2024年3月期は、売上高135億円、営業利益3億9000万円、経常利益4億0000円、当期純利益2億5000万円を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230328538013.pdf