共同印刷、2022年3月期決算を発表 純利益は17%減
共同印刷株式会社は、2022年3月期通期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :884億1600万円(前年同期比 2.9%減)
営業利益 :7億5600万円( 同 16.8%増)
経常利益 :12億9800万円( 同 3.6%減)
当期純利益 :6億8300万円( 同 17.1%減)
主力である情報コミュニケーション部門では、出版印刷において辞典や教材などの教育関連や単行本・新書などが前期を上回ったほか、雑誌の付録、人気まんがの映画版や原画展の販促物・グッズといったコンテンツ周辺領域も増加した。しかしながら、定期刊行物を中心に雑誌が減少したことや、収益認識会計基準の適用等の影響もあり電子書籍が減少し、売上高は前期を下回った。一般商業印刷では、販促需要の回復は不十分ながら、POPやパンフレット等は新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ前期を上回った。発送作業などを含むロジスティクス関連業務やDMも好調に推移したが、カタログが減少し前期を下回った。これらの結果、部門全体の売上高は334億2700万円(前期比5.8%減)、営業損失は1億8600万円(前期は営業利益9200万円)となった。