共同印刷、2022年3月期2Q決算は大幅減益 業績予想に変更はないものの独禁法関連で特別損失3億500万円を計上

共同印刷株式会社は、2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高 :413億6900万円(前年同期比 5.7%減)
営業利益 :マイナス7億1300万円(前年 マイナス1億9900万円)
経常利益 :マイナス4億1000万円( 同 2億7400万円)
四半期純利益 :マイナス3億4600万円( 同 1億5600万円)

情報系事業では、「印刷事業で培った強みを軸とし、新たな価値創出を実現」することをめざし、コンテンツを生かした事業機会の獲得や、販促及び業務支援事業のデジタルシフトを支援する製品・サービスの提案など、注力領域の強化とデジタル領域の伸長に取り組んだ。その結果、情報コミュニケーション部門は、売上高は150億9700万円で前年同期比5.4%減、営業損失は4億9400万円(前年同期は営業損失5億1300万円)となり、情報セキュリティ部門は、売上高は前年同期比9.7%減の118億9000万円、営業利益は2100万円(前年同期比95.0%減)となった。また生活・産業資材系事業では、「パッケージソリューションベンダーの地位確立」に向け、環境配慮製品の開発や提案を強化するとともに、食品・日用品向けのパッケージやラミネートチューブの受注拡大の取り組みを進めた。

なお、同社は2021年11月4日に「公正取引委員会からの意見聴取通知書の受領および特別損失の計上」を発表したが、現時点では通期の連結業績予想は変更していない。