ベクトル、2021年3Q決算は売上・利益ともほぼ前年と横ばい

株式会社ベクトルは、2021年2月期第3四半期の連結業績(2020年3月1日~2020年11月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :275億2200万円(前年同期比 0.8%増)
営業利益   :20億1600万円( 同 0.0%)
経常利益   :21億9300万円( 同 17.9%減)
四半期純利益 :7500万円(前年 マイナス2500万円)

2020年3月には株式会社インティメート・マージャーとプライバシーテック領域における事業を展開するPriv Tech株式会社を設立。2020年9月にはセールステック分野に参入し、約160万社の企業データベースを元にした営業リスト作成からアポイント獲得、商談進捗管理までを一括でサポートするリード顧客アタック支援クラウド「アタレル」の提供を開始した。ダイレクトマーケティング事業においては、巣ごもり需要の高まりなどを踏まえ、第1四半期にて戦略的に多額の広告予算を投下したことで計画以上の新規顧客を獲得できた。これらの結果、第2四半期には、過去最高の売上高および営業利益、当第3四半期には、過去最高の営業利益を更新した。
一方、HR(Human Resource:人事)事業においては、決裁者等との商談件数が減少したことに加え、見込み顧客の財務状況の悪化等の要因により赤字となっている。投資活動においては、グループの保有株式(7銘柄)の売却により投資有価証券売却益10億2300万円を計上した。