アウンコンサルティング、2020年決算は売上微増ながらアセット事業の不振と特別損失計上で赤字益に

アウンコンサルティング株式会社は、2020年5月期(2019年6月1日~2020年5月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :19億2700万円(前年同期比 2.6%増)
営業利益  :マイナス1000万円(前年  0万円)
経常利益  :マイナス700万円( 同  2500万円)
当期純利益 :マイナス4800万円( 同  2200万円)

保有する投資有価証券について減損処理を行った他、事務所移転費用を特別損失として計3659万円を計上。これにより売上は2.6%増ながら、利益は赤字となった。
マーケティング事業については、アジア圏における旺盛な日本旅行需要を背景に、新規営業に注力し幅広い需要を取り込んだ。例年以上にクライアントの決算月である3月に売上利益が集中したため、第4四半期に売上利益が増加したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、一部、インバウンド関連の広告出稿停止が発生。事業売上高は19億0983万円(前年同期比7.5%増)、セグメント利益は1億9743万円(前年同期比24.5%増)と好調だった。
一方アセット事業は、フィリピン国内の物件価格が値上がり基調で、フィリピンペソが円高で推移していたため、物件の販売・転売が難しい状況が続き、事業売上高は1809万円(前年同期比82.5%減)、セグメント損失は3573万円(前年同期はセグメント利益723万円)と減収減益だった。