スターツ出版、新型コロナウィルスの影響でオズマガジンが苦戦し2020年1Q決算は増収減益

スターツ出版株式会社は、2020年12月期第1四半期の業績(2020年1月1日~2020年3月31日)を発表した。

【経営成績(累計)】
売上高    :11億3400万円(前年同期比 2.0%増)
営業利益   :6400万円( 同 52.0%減)
経常利益   :7000万円( 同 49.1%減)
四半期純利益 :2600万円( 同 63.5%減)

東京マーケティングドメインの「厳選店舗マーケティング」では、オズモールの「オズのプレミアム予約」シリーズにおいて予約可能施設の拡充やSEO対策などの施策を進めたが、新型コロナウィルスの感染拡大にともなう外出自粛等の影響により、前年同期と比較して送客手数料売上が減少した。一方、SNSコミュニティ「東京女子部」と連動したソリューション提案等が奏功し広告売上は増加した。雑誌の販売売上は、おでかけ情報を主なコンテンツとする「オズマガジン」の売上が、新型コロナウィルスの影響もあり減少。これらの結果、東京マーケティングドメインの売上高は7億3200万円(前年同期比5.2%減)、営業損失は900万円(前年同期は5800万円の営業利益)となった。
投稿コンテンツドメインにおいては、大人向け恋愛小説レーベル「ベリーズ文庫」の作品を原作とした電子コミック「ベリーズコミックス」の売上が堅調に推移したことにより、売上高は4億100万円(前年同期比18.4%増)と増加したが、前年同期と比較して制作コストが増加したことにより、利益はほぼ横ばいの1億400万円(前年同期比1.1%増)に留まった。