ファンコミュニケーションズ、検索アルゴリズム変更の影響を受け減収減益に 2020年1Q決算

株式会社ファンコミュニケーションズは、2020年12月期第1四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年3月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :77億8500万円(前年同期比 10.8%減)
営業利益  :8億7100万円( 同 9.6%減)
経常利益  :8億6900万円( 同 10.1%減)
四半純利益 :5億8500万円( 同 6.8%減)

プロシューマー支援事業の枠組みを再考し新しい事業開発を推進したが、アフィリエイト広告サービス「A8.net」、スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「seedApp」等のCPAソリューション事業において、検索アルゴリズム変更の影響を受け事業売上高は56億8553万円(前年同期比6.6%減)と減収になったが、seedAppの事業拡大および利益率が改善したことにともないセグメント利益は10億2925万円(前年同期比1.2%増)と改善した。
スマートフォン向け運用型広告サービス「nend」等を提供するADコミュニケーション事業においては、静止画広告の減速を動画広告でカバーしきれず事業売上高は19億2851万円(前年同期比21.1%減)と大きく減少。セグメント利益も1億1741万円(前年同期比54.1%減)とほぼ半減した。
「Seesaaブログ」などの他事業は、メディア事業の広告収入が減速し事業売上高は1億7160万円(前年同期比9.6%減)、セグメント損失は2409万円(前年同期はセグメント損失3923万円)だった。
これらの結果、全体で減収減益となっている。