オールアバウト、18年1Qは利益大幅増 通期業績予想を上方修正

株式会社オールアバウトは、2018年3月期第1四半期(2017年4月1日~2017年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :33億1200万円(前年同期比 48.9%増)
営業利益  :2億3900万円(前年同期比 931.4%増)
経常利益  :2億4000万円(前年同期 1700万円)
四半期純利益:2億2500万円(前年同期比 129.9%増)

マーケティングソリューションセグメントにおいては、ネットワーク広告を中心に広告売上が堅調に推移。「citrus」における広告出稿も増加した。この結果、セグメント売上高は8億6400万円で前年同四半期比19.8%増、セグメント利益は1億7000万円で68.9%増となった。
コンシューマサービスセグメントにおおては、「サンプル百貨店」におけるサンプル商品の拡充と会員数の増加に注力。有償サンプリングサービス「ちょっプル」が堅調に推移した。またTVCMの終了により、広告宣伝費は減少。この結果、セグメント売上高は24億6000万円で62.3%増、セグメント利益は1億4900万円と前年の利益ゼロから大幅に改善した。
最終的に全体の売上高は48.9%増となり、利益も10倍近い大幅向上となった。

またこれを受けて、2018年3月期通期の業績予想(2017年5月11日発表)について、修正数値を発表。上方修正を行った。
第1四半期は好調だったが、「サンプル百貨店」の成長速度に比して商品調達が不足している状況のため、第2四半期についてはそれを織り込んだ。また通期業績について、上期業績は堅調に推移する見込みであるものの、下期にかけて高利益率のネットワーク型広告における収益獲得の不確実性の高さを織り込み、やや抑制的な数値となっている。

【2018年3月期通期連結業績予想数値の修正(2017年4月1日~2018年3月31日)】
売上高   : 136億円(前回発表 130億円)
営業利益  : 6億円( 同 5億円)
経常利益  : 5億8000万円( 同 4億7000万円)
当期純利益 : 4億5000万円( 同 3億円)