大日本印刷、売上減ながらエレクトロニクス部門好調で大幅な増益 2018年1Q決算

大日本印刷株式会社は、2018年3月期第1四半期(2017年4月1日~2017年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :3437億2100万円(前年同期比 1.7%減)
営業利益  :82億3300万円( 同 38.9%増)
経常利益  :118億0000万円( 同 32.0%増)
四半期純利益:76億3800万円( 同 883.8%増)

印刷事業のうち、情報コミュニケーション部門(出版、情報イノベーション、イメージングコミュニケーション)では、情報イノベーション事業が前年比プラス、出版事業とイメージングコミュニケーション事業が前年比マイナスで、部門全体の売上高は1942億円(前年同期比4.5%減)、営業利益は50億円(前年同期比0.5%増)だった。
生活・産業部門(包装、生活空間、産業資材)では、生活空間事業、産業資材事業が前年比プラスで、部門全体の売上高は937億円(前年同期比0.8%減)、営業利益は26億円(前年同期比16.7%減)だった。
エレクトロニクス部門(ディスプレイ関連製品、電子デバイス)は全体に前年を上回り、部門全体の売上高は448億円(前年同期比9.3%増)、営業利益は63億円(前年同期比144.9%増)と大きく成長した。
清涼飲料事業は、主力ブランドの「コカ・コーラ」や、「綾鷹」などの無糖茶飲料が増加したが、ミネラルウォーター関連が減少し、部門全体の売上高は121億円(前年同期比0.9%減)、営業利益は7000万円(前年同期比44.9%減)だった。