リクルートHD、4期ぶり営業収益1兆円突破 13年3月期

株式会社リクルートホールディングスは、2013年3月期(2012年4月1日~2013年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
営業収益  :1兆0492億0000万円(前年同期比 30.1%増)
営業利益  :1249億0000万円( 同 8.6%増)
経常利益  :1281億0000万円( 同 8.9%増)
当期純利益 :718億0000万円( 同 92.0%減)

営業収益(国内)は、前期の約7,700億円から、約8%増の8,300億円と堅調に伸びた。また、営業収益(海外)は、前期子会社化した海外人材派遣会社の通期業績寄与等により前期の約300億円から、約600%増の2,100億円超となり、連結営業収益の2割を占めている。
なお、2013年3月期より事業セグメントを「人材メディア事業」、「人材派遣事業」、「販促メディア事業」、「その他事業」に変更し、その営業収益の増減の内訳として、以下発表している。
人材メディア事業では、3月の求人広告件数が前年同月比20.3%増(全国求人情報協会)となるなど企業の求人意欲が堅調に推移。結果380億円の増収。前期比22.8%増。
人材派遣事業では、海外派遣領域の寄与に加え、国内派遣領域においても、94億円の増収。結果1,906億円の増収。前期比53.5%増。
販促メディア事業では、ライフイベント領域は、住宅や結婚分野が堅調に推移し、120億円の増収。前期比7.9%増。日常消費領域は、旅行、飲食、美容分野などが堅調に推移し、184億円の増収。前期比16.7%増。

主に国内における事業が好調に推移したことにより、営業利益は、前期比8.6%の増益(3期連続)となった。
2014年3月期連結業績は、国内・海外事業ともに堅調な伸びを想定し、過去最高の営業収益1兆1,500億円(前期比9.6%増)となる見通し。