中国では「タレントが出る広告」の効果が高い傾向 ベクトル調査

株式会社ベクトルは、C-Agentとベクトルチャイナの共同調査の結果を「中国の広告活動におけるタレントの影響力」として発表した。このレポートはトピック別連載レポートの第3弾となる。調査期間は2012年10~12月で北京、上海、広州、成都、武漢、杭州に在住の15~49歳の男女(中国人のみ)15,000人から回答を得た。

中国ではタレントのことをふだんから注目しており、タレントが出演している広告には注目してもらえる可能性が高いという。今回の調査では、15~49歳の消費者のうち約9割の消費者がタレントの動向やニュースに注目していた。年齢別に見ても40~49歳の89%以外、他の年代はすべて90%以上の高い数値を表していた。
また、56%の消費者が、「タレントが出る広告はそうでない広告より印象に残る」と回答。30~39歳、40~49歳の数値は低めだが、15~19歳、20~29歳は高い傾向にあった。特に20~29歳の消費者は76%と高かった。38%の消費者は、「好きなタレントがイメージキャラクターになった商品に興味を持つ」と回答した。

C-Agentでは、中国大陸在住者を対象に定期的にタレント調査「Star KPI」を実施している。