テレビ朝日HD、2022年3月期決算は大幅な増益に

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :2982億7600万円(前年比 12.7%増)
営業利益  :214億3100万円( 同 48.7%増)
経常利益  :264億4300万円( 同 47.1%増)
当期純利益 :209億9900万円( 同 66.7%増)

テレビ放送事業において、個人全体では9年ぶりのプライムタイムトップ、世帯では開局以来初の民放3冠となった。タイム収入は「東京オリンピック」「北京オリンピック」「世界体操・世界新体操北九州」「2022FIFAワールドカップカタールアジア地区最終予選」「世界フィギュアスケート国別対抗戦2021」などの単発番組により増収となり855億9600万円(前期比13.8%増)だった。スポット収入は、前期に低迷した東京地区の広告出稿量が反動増となったことから935億4500万円(17.8%増)だった。これらにより、テレビ放送事業の売上高は2413億2100万円(13.2%増)、営業利益は188億4200万円(70.4%増)となった。
その他事業のうちインターネット事業では、2020年4月にKDDI株式会社との共同事業として始めたSVOD(定額制動画配信)サービス「TELASA」が伸長。株式会社サイバーエージェントとの共同事業「ABEMA」も、無料・有料ともに堅調に推移した。無料見逃し動画配信サービス「TVer」も、2021年8月に累計アプリダウンロード数が4,000万を突破し、月間ユニークブラウザ数も好調に推移しているという