BEENOS、2022年9月期2Q決算は売上増ながら利益は3割以上減少

BEENOS株式会社は、2022年9月期第2四半期の連結業績(2021年10月1日~2022年3月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :139億9400万円(前年同期比 12.6%増)
営業利益   :5億1300万円( 同 31.6%減)
経常利益   :4億4400万円( 同 39.3%減)
四半期純利益 :2億6600万円( 同 6.4%減)

Eコマース事業のグローバルコマース部門においては、従来台湾向けに導入していた安価な国際配送サービス「ECMS Express」をアメリカ、韓国、香港、シンガポール向けに拡大したことに加え、台湾向けには後払い決済を導入するなど、ユーザーの利便性向上に努めた結果、流通が拡大し売上高が順調に推移した。なお昨年より戦略的重点地域と位置付けているロシアについては、ウクライナとともに発送を停止した。ショッピングサイト「セカイモン」の累計会員数も100万人を超え堅調に増加し、部門売上高は47億6500万円(前年同期比24.2%増)となった。
一方バリューサイクル部門においては、海外売上高構成比が29.3%(2022年9月期第1四半期は24.4%)まで上昇した一方、相対的に粗利率の低い高単価商品の構成比が上昇したことなどで、売上高総利益率が想定よりも低く推移した。この結果、部門売上高は73億6100万円(前年同期比28.5%増)ながら、営業損失4500万円(前年同期は営業利益1億3000万円)を計上した。
またエンターテインメント部門においても、部門売上高は17億7300万円(前年同期比36.0%減)、営業利益8400万円(前年同期比47.8%減)と苦戦した。