テレビ朝日HD、2022年1Q決算は前年同期の反動で利益倍増

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :716億7600万円(前年同期比 24.7%増)
営業利益   :72億1200万円( 同 207.3%増)
経常利益   :85億5400万円( 同 132.1%増)
四半期純利益 :54億4700万円( 同 133.8%増)

テレビ放送事業においてタイム収入は、前年同期の反動で、レギュラー番組のセールスでは増収となった。単発番組については、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2021」などで増収となり、タイム収入合計は198億2500万円(前年同期比6.8%増)となった。スポット収入も、前年同期の反動で、「外食・各種サービス」「情報・通信」「飲料・嗜好品」など多くの業種で増収となり、237億1000万円(同55.9%増)となった。
その他、BS・CS収入は62億7700万円(同4.9%増)、番組販売収入は31億1100万円(同11.7%減)、その他収入は51億500万円(同14.7%増)となったことで、テレビ放送事業の売上高は580億3100万円(同21.6%増)、営業利益63億5100万円(同226.7%増)と、大幅な利益増となった。
音楽出版事業については、会場の人数制限のもと「湘南乃風」および「ソナーポケット」が全国ツアーを実施したことなどにより、売上高18億2400万円(前年同期比23.2%増)、営業利益は2億4900万円(同105.6%増)と、これも好調だった。
その他事業については、通販番組「じゅん散歩」「坂上くんが試してみた!!」が好調だったこと、2020年11月に連結子会社化した株式会社イッティの業績取り込みなどにより、ショッピング事業が増収。インターネット事業、イベント事業も好調で、その他事業の売上高は148億9600万円(前年同期比34.2%増)、営業利益は6億6800万円(同99.0%増)だった。