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数字は語る!マーケティングリサーチャーが読み解く最新消費者トレンド

インターネットリサーチ国内No.1の実績を誇り、日本のマーケティングリサーチ業界を牽引し続けているマクロミル。
リサーチャーの在籍数も国内随一の同社で、すべてのリサーチャーを統括している芦沢広直氏が、豊富な経験とオリジナリティ溢れる独自の視点で、リサーチデータから消費者トレンドや変化の捉え方を紹介する!

株式会社マクロミル 執行役員
芦沢 広直
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第4回:アベノミクスが個人の消費マインドに与えた影響

安倍内閣が推進する大胆な経済政策によって、円安・株高が進み、ようやく日本の経済も回復の兆しがうかがえるようになった。

百貨店では高額商品が売れ出したり、高級レストランや高額レジャーの客足も戻りつつあるなど、まだ一部ではあるものの消費の現場でも明るい兆しがみえてきている話題もよく耳にする。
企業の収益が上がり、従業員の給料にも還元されて消費が本格的に活発になる段階が待ち遠しいが、実際の消費者の身の周りでどのような意識の変化が起きているのかについてみてみたい。

 

■消費マインド:今後1ヶ月間のモノやサービスの消費量の変化の見通し

 DI値:(増えると思う%-減ると思う%)


データ:MACROMILL WEEKLY INDEX マクロミル消費者定点観測調査

対象:全国一般男女個人 サンプル数:毎回1,000サンプル回収

方法:インターネット調査  実施期間 毎週水曜日実施

 

 

マクロミルでは全国の一般消費者を対象に、毎週インターネット調査を実施し、今週1週間買物に使った金額や今後の見通しなどを2011年以来毎週定点観測している

「MACROMILL WEELKY INDEX(http://www.macromill.com/weeklyindex/index.html)」のデータをホームページ上で公開している。                                                                
このうち、「今後1か月間のあなたご自身のモノやサービスの消費量」を増える-減るの尺度で質問した回答結果を、両者の差し引き値にし、これを「消費マインド(=買いたい気持ち)」と捉えて最近の傾向に着目してみた。                                                                
直近の傾向を前年同時期の比較でみると、12月までは前年の水準を下回って推移していたマインドが、1月以降は上回る週が多くなり、モノやサービスを買おうという気分が上向いている様子がうかがえる。

 

 

■最近1週間にモノやサービスに支払った金額(個人平均)


 

一方、最近1週間にモノやサービスに使ったお金の平均値の推移にも着目してみた。                                                                
消費マインドとは異なり、1月以降は15,000円前後で推移しており、前年の傾向を下回った状態が継続している。

質問の性質上、日常の出費実績をイメージした回答となりがちなので特別な高額出費などの実績が反映されにくい点は考慮しなければならないが、少なくとも毎日の出費実績においては前年プラスの兆しはまだあらわれていない。                                                                
                                                                
企業収益が給料のアップに還元されて個人生活に潤いを実感できるようになるまでにはまだ時間がかかるかもしれないが、連日の景気回復のニュースは消費マインドにはプラスの影響を与えているようだ。こららのマインドが実際の買物行動につながり個人消費が着実に拡大することを期待したい。                                                                

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