地域新聞社、折込チラシ配布事業が伸び悩み売上減で損失計上 2020年2Q決算

株式会社地域新聞社は、2020年8月期第2四半期の連結業績(2019年9月1日~2020年2月29日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :19億1900万円(前年同期比 2.4%減)
営業利益   :マイナス2500万円(前年 1100万円)
経常利益   :マイナス1600万円( 同 3400万円)
四半期純利益 :マイナス2200万円( 同 1800万円)

基盤事業である新聞等発行事業は、2020年2月末現在で、1都4県75エリアで75版を発行、週間の発行部数は約292万部となっているが、繁忙期である10月~11月にかけて台風被害および消費税増税による広告の減少の影響を大きく受けた。一方で営業活動の最適化を行うなどの取り組みで、売上高は回復傾向となっている。
販売促進総合支援事業については、行政のポスティングに対する需要が高まっていることにより引き合いが増加。その他事業については、Web事業、業者紹介サービス事業、主催公演事業といった新規事業に経営資源を投下し、育成を図っている。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、業者紹介サービスは好調だったものの折込チラシ配布事業が伸び悩み前年同期比2.4%減。販売費および一般管理費の圧縮および保険解約益があったものの売上高の減少が影響し営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する四半期純損失を経常した。
今後についても、新聞等発行事業、折込チラシ配布事業については、新型コロナウイルスの影響により、広告出稿量の減少が3月以降当面の間続くと予想されており、主催公演事業・チケット販売代理事業においても売上高減少の影響が出る見込みだ。