日本テレビHD、スポット収入の不調をタイム収入やコンテンツ販売収入がカバーし増収に 2019年決算
日本テレビホールディングス株式会社は、2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)の業績を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :4249億4500万円(前年同期比 0.3%増)
営業利益 :497億4900万円( 同 2.4%減)
経常利益 :573億9800万円( 同 6.3%減)
当期純利益 :387億3900万円( 同 3.5%増)
主事業であるメディア・コンテンツ事業において、市況低迷によりスポット収入が減収となったが、好調な視聴率を背景にタイム収入がカバーし、地上波テレビ広告収入全体として増収となった。映画事業においても興行収入の減収があったものの、動画配信事業拡大によるコンテンツ販売収入の増収、当連結会計年度に連結子会社化したスキルアップ・ビデオテクノロジーズ株式会社の影響などにより、前連結会計年度に比べ0.3%増収となった。
一方で、減価償却費の増加などにより、営業費用が0.7%増となったことで、営業利益は減少。経常利益も持分法による投資利益の減少などにより減少となったが、投資有価証券売却益などがあり、親会社株主に帰属する当期純利益は3.5%増益となった。