東京放送HD、スポーツ単発セールス等が好調推移、コスト管理の徹底で大きく増益に 2019年決算
株式会社東京放送HDは、2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)の業績を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :3663億5300万円(前年同期比 1.2%増)
営業利益 :185億7200万円( 同 1.2%減)
経常利益 :288億3500万円( 同 7.1%増)
当期純利益 :252億0500万円( 同 46.7%増)
スポット広告市況の低迷に起因するスポット収入の微減収があった一方で、「2018FIFAワールドカップロシア」「アジア大会2018ジャカルタ」「2018世界バレー」などのスポーツ単発セールスや年末年始セールスが好調に推移。これによるタイム収入の増収、無料動画配信の広告収入を含むコンテンツ収入の伸長、スタイリングライフグループの増収などにより、売上高は前年比1.2%増となった。一方、大型スポーツ単発に係る放送権料の増加などで営業費用が増加し、営業利益は1.2%減となった。
さらに受取配当金の増加などにより経常利益は7.1%増、特別利益に投資有価証券売却益が計上されたことなどにより親会社株主に帰属する当期純利益は46.7%増と大きく伸長している。