トレンダーズ、タテ型動画広告配信サービス「TATECO」を提供開始

トレンダーズ株式会社は、レコメンドエンジンサービスを軸とした事業展開を進めるpopIn株式会社の技術提供により、スマートフォンに特化したタテ型動画広告配信サービス「TATECO」をリリースした。「TATECO」は、同社が2017年6月に設立した「動画マーケティング戦略室」の開発。
動画マーケティング戦略室では、10~30代の男女720名を対象に、スマートフォンにおける動画視聴に関する調査を実施し、1分以内の短尺動画を視聴する際の「スマートフォンの向き」を聞いたところ、男性の44.2%、女性の61.4%が、「スマートフォンを“タテ向きのまま”で視聴している」と回答。その理由として1位に上がったのは「ヨコに傾けるのが手間」というもの。また、先の質問で「タテ向きで視聴する」と回答した女性の60.6%が「手間」だと答えており、動画を視聴する際にわざわざスマートフォンを持ちかえない女性が多数派という結果となった。
これを受け動画マーケティング戦略室は、“タテ向き”視聴に最適な形の動画広告を届けることを目的に、タテ型動画広告配信サービス「TATECO」を開発した。「TATECO」の特徴は以下の通り。

1:視認性の高い“タテ型動画”の配信に特化
スマートフォンにおいて“タテ型動画”は、ヨコ型動画の約3倍の表示面積を確保することが可能(スマートフォンをタテ向きのまま動画再生した場合)となるため、その視認性の高さが最大の特徴。掲載箇所はネイティブアドネットワーク「popIn Discovery」が提供するレコメンデーションウィジェット内で、次に読むコンテンツを探している際に動画領域の50%以上が画面上に表示されると自動再生される。

2:女性ユーザーへのセグメント配信が可能
女性系メディアを中心に約100の配信メディアをネットワーク。「若年女性」「働く女性」「ママ」などのターゲットごとに最適なメディアへ、セグメント配信が可能となる。

3:視聴回数保証型
広告主にとって出稿のしやすい、視聴回数保証型の動画広告メニューを提供。

同社の動画マーケティング戦略室では、消費者の動画視聴傾向を分析し、最適なソリューションを提案しており、今後はTVCM、デジタルサイネージ等のクリエイティブを活用した動画配信や、エリアセグメント配信機能を強化していく予定。また、今回の「TATECO」のリリースを記念したトライアルプランを用意し、2017年末までに50社の導入を目指すという。