サニーサイドアップ、PRの力で地域課題を解決するプログラムを開発
株式会社サニーサイドアップは、これまで培ってきた、PRノウハウとドネーションプログラムノウハウ、ムーブメント醸成ノウハウを活用し、地方自治体だけでは解決できない地域の自然や文化の問題を、地域のファン(Fan)を巻き込んで、楽しめる施策(Fun)で資金調達(Funding)し、その資金で自治体の課題解決を支援する「Fan Fun Fanding Program(ファン ファン ファンディング プログラム)」を開発、2017年7月より沖縄県の赤土等流出防止活動にて同プログラムが導入開始したと発表した。「Fanding」は地域のファン(Fan)からの資金調達(Funding)を表す造語。
同社は、PRの力によって欧米のように寄附やボランティアが日本でも普及する世の中を実現すべく、新しいボランティアの形を生み出した音楽イベント「RockCorps supported by JT」など、これまで様々な活動を展開してきた。その中で、地域創生、地方活性化が叫ばれながらも、地域の課題が知られていない、地域の課題を伝えるコミュニケーションが機能していないという現状を目の当たりにし、PRの力で地域課題を解決するプログラムの開発に至ったという。
同プログラムでは、まずPR視点で地域の課題を捉え、その課題をPRの力で広く世の中に発信し、地域住民だけでなく、その地域に関心のあるファンにその課題を認識してもらい、次にその地域のファンに共感されるドネーションプログラム(クラウドファンディング、社会貢献型旅行パッケージ・音楽イベント・スポーツイべント、ユニークな寄附施策など)を設計、開発し、ファンからの資金調達を実現していく。
具体的には、同プログラムの導入により、まずは沖縄県で起きている「農地から流出する赤土等が海に堆積し、海域のサンゴの白化、死滅を含め多くの生物に影響を与えている」という問題をPR視点で捉え、広く世の中に発信し、多くの人々に認知させる。そして、この環境課題を解決するための様々なドネーションプログラムを開発し、沖縄県内外の人々、企業、アーティスト、スポーツ選手、学術機関の協力のもと、3年後から赤土等流出対策事業が長期的に沖縄県だけで自走することを目指すという。