凸版印刷とソフトバンク、SBI FinTech Incubationに資本参加

SBIホールディングス株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社の合弁会社であるSBI FinTech Incubation株式会社に、新たにソフトバンク株式会社と凸版印刷株式会社が資本参加することが発表された。
SBI FinTech Incubationは金融機関を対象としたオープンAPI基盤を含む「FinTechプラットフォーム」の構築を進めている。これは、SBIグループの投資先を含む国内外のFinTechベンチャーが各種FinTechサービスおよびシステムを接続し、それらの幅広いFinTechサービスの中から金融機関が利用したいFinTech機能を選択できる仕組み。
ソフトバンクはSBI FinTech Incubationへの資本参加を通じて、モバイルアプリ基盤の提供や通信ネットワークを含む各種サービスの提供を行い、凸版印刷はSBI FinTech Incubationが提供する各種ソリューションの企画・開発やデジタル化支援サービス、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービス等の各種ソリューションの提供を行う予定。
SBI FinTech Incubationはソフトバンク及び凸版印刷との連携により、オープンAPI基盤の提供に加え、幅広いFinTechサービスの提供やコスト削減を支援するソリューション等の提供が可能になり、各金融機関によるFinTechサービスのスムーズな導入・サービスの多様化・低コスト化を一層促進できるものと考えているという。
4社は共同事業会社となるSBI FinTech Incubationを通じて、金融機関向けにFinTechサービスの導入支援を行うことで、日本におけるFinTech分野でのオープンイノベーションの更なる促進、FinTechを活用した金融ビジネスの高度化に貢献していきたいとしている。